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Q:生理痛や生理不順と骨盤の歪みとは関係があるのですか?
A:骨盤はいろいろなストレスで歪むことが多いのです。と言うのは、私たちはストレスを感じると自律神経の交感神経が強くなり、全身の筋肉や靭帯また血管も縮んだり細くなるんです。
●ストレスとは、例えば職場や家庭での人間関係、悩み、怒り、働き過ぎ、過労、睡眠不足、冷房の効きすぎなど、いろいろあります。
●骨盤内の子宮や卵巣は、実際にはいろいろな筋肉や靭帯によって吊り下がった状態なので、ストレスによって硬くなった筋肉や靭帯により圧迫されたり、引っ張られたりします。
●また、ストレスにより血管も細くなるので、子宮や卵巣への血液循環が悪くなります。すると、子宮や卵巣の働きが悪くなり、卵巣などから分泌される女性ホルモンも減少したり不安定になります。
●また、子宮は硬く、柔軟性がなくなり、それらの事が重なって子宮からの出血がスムーズにいかなくなり不快な痛みを感じたり、生理不順の原因にもなるんです。
☆毎月生理があってもホルモンのバランスが良いとは限りません!
●毎月 生理があるということはある程度健康の目安にはなりますが、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンの分泌が正常であるとは限りません。
●生理周期が短かったり、長かったり、経血の量が多過ぎたり、反対に少なすぎたりする場合、女性ホルモンのバランスがいろいろな原因で崩れていたり、また排卵していないかもしれません。
☆正常な生理の状態とは?
①生理周期について
●25~38日
②生理が続く期間
●3日から7日
③経血の色について
●1日目:薄い赤色 2~3日目:鮮やかな赤色 4~5日目:黒っぽい色
④経血量について
●30から150グラム(ナプキンを2時間おきの交換で可能)
●2から3日目に多く、徐々に減少していく
☆基礎体温の高温期と低温期がはっきりと分かれていない状態
●生理はあるが、排卵をしていない”無排卵月経”の可能性があります。
☆高温期が長く続かない場合
●黄体機能不全の可能性があります。
☆生理不順になるいろいろな原因について
1:乳製品
●最近の生活はおの洋食化で、乳製品を摂る機会は多いいますが、私達日本人は乳製品(牛乳、チーズ、ケーキ、アイスクリーム、チョコレートなど)の乳糖を分解する酵素のラクターゼ不足しています。
●そのため乳糖をうまく消化吸収できず未消化になりやすく、この症状を乳糖不耐症といい、日本人の約8割は乳糖不耐症であると言われています。
●乳製品には、タンパク質のカゼインが含まれ、このカゼインは腸壁に隙間を作り、カゼインだけでなく腸内のいろいろな有害化学物質もその隙間から血流に入ってしまうと言われています。
●この症状をリーキーガット(腸もれ)と言われています。小麦グルテンも同様にリーキーガット(腸もれ)の原因になります。
●最近の乳製品の原料になる牛乳は、妊娠中の乳牛から搾乳した割合が多く、妊娠中の乳牛は私達人間と同じ女性ホルモンを多く含み、妊活中や一般の女性が女性ホルモンを多く含んだ乳製品を多く摂ることで、お身体の女性ホルモンのバランスが大きく崩れるのです。
2:環境ホルモン・経皮毒・食品添加物
●プラスチック製品に熱を加えた場合に発生する環境ホルモン、シャンプーなどから入り込む経皮毒。
●また保存料などの食品添加物などは、お身体の中でエストロゲン様作用をする化学物質が多く、乳製品と同様に女性ホルモンのバランスが崩れる大きな原因になるのです。
●乳製品、環境ホルモン、経皮毒、食品添加物など、女性のホルモンのバランスが崩れ、不妊や子宮筋腫、子宮内膜症、生理不順、生理痛などの原因になると言われる合成化学物質をできる限りお身体に取り込まないことをお勧めします。
●まず第一の原因は、子宮内膜をふかふかに厚くする役割の女性ホルモンのエストロゲンが、生活環境やお食事の洋食化の影響で最近の女性のお身体には過剰にあることなんです。
●洋食には乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト、ケーキ、アイスクリーム、チョコレートなど)やお肉類を材料にすることが多いと思いますが、それらにはすでに女性ホルモンや成長ホルモンなどが入っている場合があると言われています。
●乳製品やお肉類を摂り過ぎる食生活やいろいろな環境ホルモンの影響で女性のお身体に入り込んだエストロゲンの作用で子宮内膜が厚くなり過ぎるのです。
●生理時に子宮内膜を排出するために子宮を収縮する作用の生理活性物質であるプロスタグランジンが過剰に分泌されます。その時に子宮が強く収縮され強い生理痛を感じるのです。
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◆リーキーガットは生理痛とどんな関係があるのですか?
☆牛乳や乳製品のタンパク質のカゼインはリーキーガットの原因?
●牛乳や乳製品(ヨーグルト、アイスクリーム、ケーキ、チーズなど)を摂ると、牛乳や乳製品のタンパク質であるカゼインは胃や腸の酵素により分解され、中間物のペプチドになり、最終的にはアミノ酸になり吸収されます。
☆カゼインが原因でリーキーガットになる?
●しかしカゼインは腸壁を刺激してリーキーガットを起こし、腸壁に穴(隙間)ができることがあります。するとカゼインの未消化物はペプチド(アミノ酸が50以上をタンパク質、50以下をペプチドと言います)の状態で腸壁を通り抜け血流に入ってしまいます。
●腸に穴が空くとカゼインだけでなく、いろいろな毒素、菌、ウィルス、化学物質、食品添加物、未消化物なども血管に入り込み、お身体のいろいろな臓器や組織に回っていろいろな炎症の原因になるのです。
☆血流が悪くなり毒素が少しづつ卵巣や子宮に蓄積し冷え性、生理痛や不妊の原因に!
●血液に入ったいろいろな毒素はお身体中を回り、血液がドロドロになり冷え性の原因になったり、袋状になった卵巣や子宮に少しづつ蓄積され、そして免疫細胞の白血球がそれらの毒素を処理しようと活性酸素などを振り撒き、その時に卵巣や子宮内膜に炎症が発生するのです。これが生理痛の原因の一つになります。
☆牛乳や乳製品はリ-キーガットの原因になり、また冷え性、生理痛や不妊の原因にもなりやすいのでなるべく控えることをお勧めします!
☆カンジタ菌とは?
●カンジタ菌は真菌(カビ)の一種で、通常は強い病原ではありませんが、いろいろな原因で善玉菌が減少して腸内環境が悪くなるとカンジタ菌は増えて、私達の腸壁に穴(隙間)が空きリーキーガット症候群の状態になることがあります。
☆カンジタ菌が増える原因とは?
①カンジタ菌のエサになる糖質を多く摂る場合
②抗生物質を頻繁に使用する場合
③免疫力が低下している場合
④避妊用ピルを常用する場合など
☆カンジタ菌が原因でリーキーガットになるとこんな影響が!
●リーキーガット症候群になると、腸壁の穴(隙間)から血液中に未消化物、いろいろな毒素、カビ、細菌、その他いろいろな有害物質が血液中に入り込み、それが原因でいろいろな炎症がお身体に発症するのです。
●それらのいろいろな毒素や有害物質が卵巣に蓄積すれば、免疫細胞(白血球)の働きで炎症が発生して、卵巣内の卵胞の成長にも影響し生理不順の原因になったり、子宮内膜に蓄積すれば、子宮内膜が炎症し、生理痛の一つの原因にもなります。
A:
☆小麦製品のタンパク質の小麦グルテンが腸に障害を及ぼします!
●小麦は世界で最も生産量の多い穀物です。私達も日常的にパン、お菓子、ピザ、パスタ、うどん、ラーメンなどを食べる機会も多いと思います。
●しかし、その小麦のタンパク質(うどんの腰などの粘り)である小麦グルテンが腸に甚大な障害を及ぼすことがあるのです。それが”リーキーガット”と言われています。
☆リーキーガット症候群とは?
●私達が毎日食べている小麦製品中の小麦グルテンの影響により、腸壁に穴(隙間)が空いてしまうことがあるのです。その穴から腸内(外界に通じています)のいろいろな異物、小麦グルテンなどの未消化タンパク質、細菌、ウィルス、また化学物質、食品添加物などが血管に入りこむのです。
●それらの有害物質は血流に乗り、子宮や卵巣に蓄積して炎症になり、それが生理痛などの原因の一つになるのです。小麦製品の食べ過ぎによるリーキーガットの影響に注意しましょう!
☆多くの食品添加物が毎日、妊活中の貴女の身体に入ってきます!
●最近の私達の食生活を考えてみると、レトルト食品、冷凍食品、カップ麺、またコンビニ弁当、スーパーでの練り物、ソーセージ、漬物、明太子などほとんど全ての食材には多くの食品添加物が入っています。
●また最近の仕事をしている女性は忙しく、料理に時間をかけて作る余裕がなく、ついつい簡単に食べられる調理済み食品を選んでしまいます。またご家庭の主婦もついつい美味しいお菓子やアイスクリームをお子さんと一緒に食べることもあると思います。
☆私達は一日にどれくらいの食品添加物を摂っているのでしょうか?
●食品添加物は約1500種類あり、それらが加工食品や調理済み食品などに入っています。
●平均的な日本人は一日に約10グラムの食品添加物がお身体に入ってくると言われています。年間で4キログラムです。もちろんこの数字は食生活の内容で異なります。
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☆食品添加物にはいろいろな種類があります!
●着色料、保存料、安定剤、発色剤、防腐剤、酸化防止剤、防カビ剤、PH調整剤、漂白剤、化学調味料など
●また人工甘味料やトランス脂肪酸として・・・
アスパルテーム、スクラロース、マーガリン、ショートニングなど
●肉類や乳製品には・・・
抗生物質、成長ホルモン、女性ホルモンなど
☆妊娠中、産後、また妊活中の女性に対して大きな影響があります!
①活性酸素の発生 ②女性ホルモン作用 ③プロラクチンの分泌 ④鉄分吸収の阻害
⑤発がん性 ⑥カルシウム不足など
☆卵巣への影響・・・排卵障害、無排卵、生理不順
☆子宮への影響・・・受精卵の着床障害
☆精子への影響・・・精子数の減少
☆特に活性酸素の影響で妊娠するために大切な卵巣や子宮に悪影響があります!
☆食品を購入する時は必ず裏のラベルを確認する習慣を!
☆サラダ油とは
●一般的には(精製された植物油のことを言い、JAS(日本農林規格)で決められた原材料と製法によって作られた、そのまま生でも食べられる植物油のことを言います。
●日本で販売されているサラダ油の原料は、菜種、大豆で約80パーセントを占めます。その他にコーン油、紅花油、米ぬか油が含まれることもあります。菜種や大豆のほとんどはカナダやアメリカなどから輸入されます。
☆マーガリン、ショートニング、マヨネーズの製造方法とは?
●サラダ油やパーム油に水素添加して製造され、トランス脂肪酸と言われ、自然界にない油で、私達の細胞膜や細胞の働きに大きなダメージを与えます。アメリカやヨーロッパでは基本的に使用禁止になっている地域が多いのです。
☆油脂とは?
●常温で固形のものを脂と言い、液体のものを脂と言います。
☆飽和脂肪酸とは?
・常温で固形 ・融点が高い ・酸化されにくい
例:動物の脂肪・・・牛、豚、羊の肉、バターなど
植物油・・・・・ヤシ油、パーム油、ココナッツ油など
☆不飽和脂肪酸とは?
●オレイン酸(オメガ9) リノール酸(オメガ6) αリノレン酸(オメガ3)
●常温で液体 融点が低い 酸化されやすい
●神経細胞が機能するために大きな役割をします。(魚油のEPA,DHAなど)
●生命活動に大きな役割がある60兆個の細胞膜の重要な構成要素
☆サラダ油のリノール酸(オメガ6)に調理などで熱を加えると、毒物のヒドロキシノネナールが多量に発生します!
☆サラダ油などのリノール酸(オメガ6)の摂り過ぎが原因?
●最近の食生活では、必須脂肪酸(体内で合成不可)であるαリノレン酸(オメガ3)やリノール酸(オメガ6)の摂取バランスがまったく崩れていて、オメガ3:オメガ6=1:4が理想ですが、そのリノール酸(オメガ6)の摂取量が極端に多くなっているのです。
☆サラダ油(リノール酸)の摂り過ぎで細胞膜が劣化します!
●私達の身体は60兆個の細胞でできています。それぞれの細胞は細胞膜を通して、栄養や酸素を取り込んでエネルギーを産生し、また細胞内の老廃物を排出しています。しかしリノール酸(オメガ6)の摂り過ぎのため、細胞膜の質が悪くなり、細胞膜の本来の働きができなくなっているのです。
☆リノール酸(オメガ6)はプロスタグランジン(炎症物質)を産生!
●サラダ油などのリノール酸(オメガ6)などの多価不飽和脂肪酸はいろいろな炎症の原因になります。
●サラダ油の多量摂取により、炎症物質のプロスタグランジンがお身体全体に炎症を起こすのです。
☆リノール酸(オメガ6)の多量摂取により血流が悪くなります!
●リノール酸により血管に炎症が発生すると、動脈硬化になりやすく、リノール酸は血液を凝固させる作用があるので、血液自身もドロドロになり、血流も悪くなります。
☆リノール酸の多量摂取で起きる症状について
・痒み ・乾燥肌 ・アトピー性皮膚炎 ・花粉症 ・炎症性の腸疾患 ・気管支炎
・ガン ・乾癬 ・アレルギー ・肝炎 ・血栓 ・うつ病 ・高血圧症 ・認知症など
☆オメガ3脂肪酸を積極的に摂りましょう!
●オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)を多く含む食材とは・・・
・魚の油 ・えごま油 ・あまに油んどの油を積極的に摂りましょう!
☆サラダ油(リノール酸)はアレルギーやガンを増やすと言われています。
☆”サラダ油は安全”という神話に惑わされず正しい知識を持ちましょう!
☆サラダ油を加熱すると毒物のヒドロキシノネナールが発生します!
●ご家庭で調理時にサラダ油(リノール酸 オメガ6)を高温にしてフライ、てんぷら、炒め物などを料理すると、強い毒性のあるヒドロキシノネナールが多量に発生します。
●また店頭で販売されているサラダ油は、工場での生産工程で脱色や脱臭を目的に高温で加熱処理を行いますので、その時点ですでに毒物のヒドロキシノネナールを含んでいるのです。
☆サラダ油はいろいろな食品に使われています!
●冷凍食品、スーパーのフライ物、コンビニのフライ物、外食産業の揚げ物、フライドポテト、フライドチキン、ポテトチップスなど
☆サラダ油のヒドロキシノネナールは強力な神経毒?
●サラダ油を高温にした時に発生するヒドロキシノネナールは特に神経にたいしての毒性があります。例えば・・・
●アルツハイマー病、パーキンソン病、脳卒中、認知症、また心疾患、ガン肝臓の疾患などの原因の可能性があると言われています。
☆キャノーラ油も製造工程でヒドロキシノネナールを産生!
●キャノーラ油には健康に良いと言われるオレイン酸(オメガ9)が60パーセントも含まれていますが、リノール酸(オメガ6)も約20パーセントも含まれています。
●製造方法としてヘキサンという溶剤を使用する化学的な抽出法を行い、その際に毒物のヒドロキシノネナールが産生されるのです。
●またキャノーラ油の原料の菜種は、その95パーセントをカナダから輸入していて、健康に対しては未知数の遺伝子組み換えしたものが多いのです。
☆サラダ油やキャノーラ油のリノール酸(オメガ6)に調理などで熱を加えると、神経に対して毒性のあるヒドロキシノネナールが産生し、体内では炎症の原因になるプロスタグランジンが多量に発生します!
☆トランス脂肪酸はいろいろな形で私達の身体に入ってきます!
●ご家庭で調理の時に使用する油に入っていたり、スーパーやコンビニでの揚げ物に使用する油や菓子パン、ケーキ、チョコレート、クラッカー、スナック菓子、アイスクリーム、レトルトカレー、またサラダ油、マヨネーズ、ドレッシング、冷凍食品などいろいろな食品にも含まれています。
☆マーガリン(トランス脂肪酸)はどのように製造するのでしょうか?
●大豆油、菜種油、コーン油、パーム油などに水素添加して無理に性質を変え、常温でも固形である、自然界にないプラスチックに構造が似ている油なんです。
☆トランス脂肪酸には多くの危険性があります!
●トランス脂肪酸は役に立たないばかりか、確実にお身体に害を及ぼします。私達が食事でトランス脂肪酸を摂ると・・・
★トランス脂肪酸は自然界にない構造なので、それを分解したり代謝をするのに時間がかかりその際に貴重なビタミンやミネラルを多く使ってしまい、お身体の他の代謝に大きく影響するのです。
★トランス脂肪酸は完全に代謝することは難しく、お身体の脂肪細胞に蓄積しやすく体重増加の原因になります。
☆トランス脂肪酸は60兆個の細胞の細胞膜の働きに多大な悪影響を!
●私達の身体には60兆個の細胞があり、その細胞膜には生命活動に大切な役割がたくさんあります。
★細胞の外側と内側の浸透圧を調節する
★細胞内に栄養や酸素を入れ込む
★細胞内で発生した老廃物を細胞外に排出する
★細胞内外の情報を伝達する
●細胞膜は脂質でできていますが、トランス脂肪酸が細胞膜に入り込むと、細胞膜を構成しているオメガ3やオメガ6などの不飽和脂肪酸の働きに狂いが生じてしまい、上記した細胞の本来の働きができなくなってしまうのです。
●すると本来細胞内に入ってはいけない毒物が入ったり、細胞内の老廃物が排出しなかったりして脳細胞、心臓などお身体全ての細胞に支障をきたすのです。
☆トランス脂肪酸の入った食品は極力摂らないようにしましょう!
☆大豆イソフラボン(大豆製品:味噌、豆乳、豆腐、納豆、きな粉、おからなどの成分)の女性ホルモンのエストロゲン様作用で女性ホルモンのバランスが整います!
●現代では、乳製品(牛乳、ヨーグルト、バター、チーズ、アイスクリーム、チョコレートなど)や肉類の多い洋食が一般的になり、また環境ホルモン(ビスフェノールAの入ったプラスティック容器、ノニルフェノールなどが入った合成洗剤)、また食品添加物、農薬、殺虫剤、経皮毒などから女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をする化学物質が女性のお身体に日常的に入り込みます。
●元々、女性ホルモンは非常に微量で生理、排卵、妊娠などの作用に関わっていますが、上記したいろいろな原因でエストロゲン様作用をする化学物質が女性の体内に入ると・・
☆妊娠への影響について
●女性のお身体にエストロゲン様作用をする化学物質が大量に入ると、あたかも女性が避妊薬のピル(成分:エストロゲン+プロゲステロン)を飲んだ時と似た状態になり、視床下部、脳下垂体と卵巣との間のフィードバック作用により、視床下部は女性が妊娠したと判断してFSH(卵胞刺激ホルモン)などの分泌を抑え、その結果卵巣内の卵子の入った卵胞の成長が不十分になったり、受精卵が着床するための子宮内膜の厚さが不十分になったり、子宮頸管の粘膜が精子が進入できない状態になってしまうと考えられます。
☆大豆イソフラボンの驚きの作用について
●大豆イソフラボンの入った大豆製品を摂ることで、大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンレセプター(本来エストロゲンが作用するカギ穴を意味します)に先に入り込みエストロゲンレセプターにふたをしてしまいます。すると外部から入ってくる乳製品からのエストロゲンやエストロゲン様作用をする化学物質がエストロゲンレセプター(カギ穴)に入り込むことができなくなるのです。
●いろいろな大豆製品の成分である大豆イソフラボンの作用により、女性ホルモンのバランスが保たれ生理周期が安定して、卵巣内の卵子の成長が順調に進みます。また質の良い卵子が排卵するので状態の良くなった子宮頸管粘膜を進入した精子と受精しやすくなり、受精卵も十分に厚くなった子宮内膜に着床しやすくなり妊娠しやすいお身体になると言われています。
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最近、多くの女性が悩んでいる生理痛や生理不順の本当の原因を考えてみますと、30~40年前と大きく変化した日常の食生活や生活環境が影響しているのではないでしょうか。生理痛や生理不順の原因は、冷え性、子宮内膜症、子宮筋腫、また不妊症、また精神的なストレスなどとも関係していると思いますので、それらを総合的に考えることが大切であると思います。
まず第一の原因は、子宮内膜をふかふかに厚くする役割の女性ホルモンのエストロゲンが、生活環境やお食事の洋食化の影響で最近の女性のお身体には過剰にあることなんです。洋食には乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト、ケーキ、アイスクリーム、チョコレートなど)やお肉類を材料にすることが多いと思いますが、それらにはすでに女性ホルモンや成長ホルモンなどが入っている場合があると言われています。
第二の原因は、最近の私達の身の回りには環境ホルモンと言われる物質が、目に見えない形で口や呼吸や皮膚などを通して女性のお身体に入ってくるのです。排気ガス、またいろいろなプラスチック製品に熱が加わった場合、合成洗剤、生理用品など多くの生活用品が環境ホルモンの原因になると言われています。実は、その女性のお身体に入った環境ホルモンが女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をするのです。
最近の傾向として夜遅くまで起きている夜型生活の女性が以前と比較して多くなったのではないでしょうか。夜遅くまで起きていますと、催眠ホルモンと言われるメラトニンというホルモンの分泌が少なくなります。すると卵巣でエストロゲンが過剰に分泌されるんです。またメラトニンは抗酸化作用もありますので乳がんのガン細胞が増殖しやすくなるとも言われています。
最近の女性は以前と比較してお酒を飲んだり、また喫煙をする機会も多いかもしれません。また食物を通して食品添加物、農薬などがお身体に入ったり、またパソコンやスマホからの電磁波などの影響で活性酸素が発生します。それらの異物や毒素などを肝臓が全力で無害化するために代謝を行っていますが、そのため、お身体の過剰になったエストロゲンを代謝する余力があまりなくなってしまうのです。
ストレスなどのいろいろな原因で女性のお身体の血液循環が悪くなると、月経血などを排出するのに時間がかかり、その間プロスタグランジンの分泌が継続するため痛みを強く感じます。
洋食化にともない最近の女性はいろいろな脂肪をお身体に摂り入れますが、子宮を伸縮させたり痛みを感じさせるプロスタグランジンは脂肪が原料なので脂肪分の多い食事を摂り過ぎるとプロスタグンジンの生産が過剰になりそれが不快な生理痛を感じる原因の一つになるんです。
乳製品やお肉類を摂り過ぎる食生活やいろいろな環境ホルモンの影響で女性のお身体に入り込んだエストロゲンの作用で子宮内膜が厚くなりすぎ、生理時に子宮内膜を排出するために子宮を収縮する作用の生理活性物質であるプロスタグランジンが過剰に分泌されます。その時に子宮が強く収縮され強い生理痛を感じるのです。
最近の女性は甘いお菓子などを食べる機会が多く、それらのお菓子を食べますと急激に血糖値が上昇します。するとすい臓からインシュリンが分泌されますが、その時にお身体のマグネシウムが代謝され不足します。マグネシウムは筋肉を弛緩させますので子宮が収縮した状態が継続し、収縮状態を緩和するために痛み物質のプロスタグランジンが過剰に分泌され、不快な生理痛を感じるのです。
女性のお身体は非常に微量の女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の作用でいろいろな働きをしますが、お食事や環境ホルモンなどの影響でお身体にエストロゲン様作用をする物質が入っていまうと、女性ホルモンのバランスが崩れ、それが原因で大切な卵の成長にも影響して生理不順になると考えます。
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